認知症介護実践者研修の見学実習も終わりました
昨日、厚別にある「特別養護老人ホーム栄和荘」にお世話になり見学実習をさせていただきました。
ある程度認知の進んだ方々が対象ということで、私にとって初めての体験です。
座学で学んだように、利用者はその人なりの時代で暮らしていうように見えます。
また、大正9年生まれの女性と話をすると「日本人は懸命に働いた。いい国を作らなければならない。」とおっしゃっていました。
この言葉はとても重く感じられました。
特に女性とお話しすることが多かったのですが、多くの方は「子供をしっかり育てなければ」とか「子供が寒くてかわいそう」とか
母親らしい意識が強くのこっているのには驚くばかりです。
「私の両親も兄弟もこんなになっている人は一人もいないのに、私だけこんなんなっちゃって情けない」と不安に涙する方もいらっしゃいました。
自分が痴呆であることを知りながら施設で生活をしていることがたまらなく辛いんですんですね。
話を聞きながら身を切られる思いでした。
これから10年痴呆の方が増加し続けることは火を見るよりも明らかです。
知識も経験も強く必要とされてきます。
今から準備しておかなければなりません。
2015年2月3日 9:36 AM